リトルクラスの授業の脱線は大切!(12月5日水曜日)

小2リトルクラスの授業の脱線は面白いですね。
今日の議題は「紙を大切に」でしたが、紙が何でできているかを質問するところからお話が始まりました。
生徒たちのほとんどが、紙は木からできていることを知っていて先生は驚きました。その後、木をドロドロに溶かしたものの名前をみんなで当てましたね。
先生が「パ〇〇」とヒントを出したら、「パンツ」とか「パピカ」などわけのわからない答えが出てきましたね。先生もみんなも大笑いしました。
その後、紙が再利用できる話から、紙を海に捨てたらどうなるのかという質問が出ました。みんなはそれがゴミになり海を汚すと考えていましたが、紙は自然界では分解されてみんなが思っているほどは海を汚さないという話にみんな驚いていました。じゃあ何が海を汚すのかという話から、今話題のマイクロプラスチックの話題になり、人間が作ったプラスチックがいつまでたっても分解されず自然界に残ってしまうことをみんな怖がっていましたね。
小1や小2リトルクラスの授業は基本的に「アクティブラーニング」の形態を基本にしています。みんなから出る質問をできるだけみんなで考えながら解決していくような授業を心がけていたら、今日のような授業になることがかなり多いのです。パルプやマイクロプラスチック、また食物連鎖や生物濃縮などずっと高学年になってから習うようなことも、生徒が疑問に思って授業中議題に上ったら必ず取り上げる方針です。今日のような展開になると先生は舵取り役に専念します。知っていることを単に教えるだけでは子供たちの好奇心に対して失礼だと感じるので主導権を子どもたちに渡すようにしています。そして、脱線しすぎて迷子になりそうになった時だけ道案内をします。
第一ゼミのリトルクラスはかなりユニークですが、小3から後の勉強の礎になっていると確信しています。小1・小2のうちに決まった形を正確にこなすことを求める授業に徹した場合、私の経験では勉強に興味が持てない子供になることが多いような気がします。ただ、これは私だけの経験則かもしれませんが・・・・。

本日の授業

□■ 小学2年生 リトルクラス

算  数:かけ算、「紙を大切に」

宿  題:五十ます計算(できるだけでいいですよ)

明日も頑張りましょう!