数学って役に立つんですか(12月21日木曜日)
「数学って将来何の役に立つんですか」
高校生にもなって、こういう事を言っている人。結構います。
大体は、その教科が苦手だから僻んで言っているようですが。
たしかに大人になって、微分積分や三角関数といったものは、ほとんど使いません。
というより、おそらく実生活で何かを微分したことは一度もないです。
では、数学で一体何を学ぶのか。
数学を通じて、論理的に物事を考える力を養います。
例えば、あなたが行ったことのない都道府県に、明日の夕方までに行くとします。
行ったことがなくても、おおよその距離が分かれば何時に出発すればいいのか判断できますよね。
また地図さえあれば、その距離だって大体の見当がつきます。
しかし数学の苦手な人は、この見当の精度がおそろしく低いです。
私の知り合いに、よく待ち合わせの時間に遅れて来る人がいますが、
「どう計算したら、その時間に家を出て間にあう計算になるんだ?」と、いつも思っています。
上はほんの一例ですが、日常に数学は結構使われています。
それを探してみるのもおもしろいと思います。
というよりも、それを探すこと自体が数学と言えるかもしれないですね。