自分につく嘘(10月30日月曜日)

ときどき生徒にたずねることがあります。
「君は他人につく嘘と自分につく嘘とではどちらが悪いと思いますか?」
答えは、人それぞれかもしれません。しかし、私が生徒に伝えようとすることを明確にするために「自分につく嘘が悪い!」と言います。
どのような場面で私がこのようなことを生徒にたずねるかというと、丸付けの時に間違った箇所を消しゴムで消して正解を書き、丸を付けてしまうのを見つけたときです。
生徒の気持ちもわからないことはありません。×をつけると先生や親に叱られるかもしれないので、自分を守るためにごまかそうとしてしまうのでしょう。
実は、それ自体を悪く言う気持ちはありません。子どもらしい反応に違いありません。しかし、子どもというのは本来間違えた問題であっても丸がついていると、だんだんと、自分で付いた嘘であっても、その問題を間違えなかったと思い込んでしまうのです。周りから見ると黒を白と認識しているようなもので、ばからしくあり得ないことのように見えると思いますが、本人は見事に自分の嘘に騙されてしまうのです。ですから、他人につく嘘の方が根が浅く、自分につく嘘の方が深刻なのです。
私たち大人も、実は自分に嘘をつき、自分に騙されていることがけっこうあるものです。

今日の授業は、

◇◆◇ 小2年生 リトルクラス
算   数:全国統一小学生テスト「対策授業」
宿   題:プリントやり直し
国   語:全国統一小学生テスト「対策授業」
宿   題:プリントやり直し

◇◆◇ 小5年生 四谷クラス
算   数:下巻第9回「規則性の問題」
宿   題:予習シリーズ類題、基本問題、計算
国   語:詩「朝のリレー」
宿   題:基本・演習問題集

明日も頑張ろう!