寒くなってきました(11月29日土曜日)
冬になると、空気はきゅっと冷え、朝布団から出るのが少しつらくなります。
受験を控えた生徒にとっては、そんな季節の変化が気持ちを引き締めてくれる一方で、
体調を崩しやすいという大きな落とし穴にもなります。
どれだけ勉強を重ねても、当日にベストな状態で試験会場に向かえなければ、努力が満足に発揮されません。
だからこそ「体調管理」こそ、冬の受験生が最優先にすべき大切な勉強の一部なのです。
まず意識したいのが、睡眠。
冬は夜が長く、つい遅くまで机に向かってしまいがちですが、眠気と疲れは翌日の集中力を確実に奪っていきます。
6〜7時間の睡眠をしっかり確保することは、実は暗記にも理解にも大きく役立つ“効率のよい勉強法”です。
次に、日中の習慣も重要です。
湿度が下がる冬は、ウイルスが元気になる季節。
こまめな手洗い・うがい、教室の換気、
そして外から帰ったらすぐに上着のほこりを落とす——当たり前の習慣が、受験生の大切な身体を守ってくれます。
また、勉強中ずっと座りっぱなしでは身体も固まってしまいます。
短いストレッチを挟むだけで、頭の巡りが驚くほど良くなるものです。
食事も体調管理の大きな味方です。
寒い季節には、温かいみそ汁や野菜たっぷりのスープが身体を中から温めてくれます。
受験前だけ特別なことをする必要はありません。
いつもの食卓で、少しだけ栄養を意識する。
それだけで十分です。
そして冬の受験生にもうひとつ忘れてほしくないのが「心の体調」です。
焦りや不安を感じるのは、真剣に取り組んでいる証拠。
けれど、その気持ちを放っておくと、体調と同じように崩れてしまいます。
深呼吸をする、短い散歩をする、人と話す——そうした小さな工夫が心を軽くしてくれます。
冬の空気は冷たいけれど、その中でがんばってきた時間は必ずあなた自身を温めてくれます。
本番の日に向かって、机に向かうことも大切ですが、「元気で試験に行く」ことはそれ以上に大切な受験対策。
どうか自分の身体と心を大事にしながら、最後の冬を乗り切ってください。
あなたの努力は、きっと春の光の下で花開きます。
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