自分の頭で考える力(12月5日木曜日)
第一未来館の皆さん、今日も一日よく頑張りました。
中学入試でも附属や文理の入試問題と城ノ内の適性検査型の問題とでは大きく異なります。特に後者の試験では答えが一つではない記述式の解答が求められます。一方で2021年から実施される「大学入学共通テスト」の影響なのか、大学の二次試験も変化しつつあるようです。今年の春に実施された横浜市立大学医学部で面白い問題が出題されています。
【問題】
あなたは高校の教師である。ある日、授業の一環として稲刈りの体験作業があり、僻地の農家に田植えの体験授業に生徒を連れて出かけた。稲刈りの体験作業の後、農家のおばあさんがクラスの生徒全員におにぎりを握ってくれた。しかし、多くの生徒は他人の握ったおにぎりは食べられないと、たくさん残してしまった。
[問1]
あなたは、おにぎりを食べられない生徒に対しどのように指導しますか。
[問2]
あなたはこの事実をおばあさんにどのように話しますか。
一見して医学部らしくないようにも感じられる問題ですが、医師の仕事にもつながることが隠れています。あなたならどう解答しますか?(ヒントは一番下)
今後の入試ではこのようなタイプの問題が増えていくことが予想されます。単に難しい問題を早く解くことだけでなく自分の頭で考える力が必要な社会が待っていますので、普段からいろいろなことを考えておきましょう。
では本日の宿題です。
小4ゼミ
国語:第6回物語・小説(1)第6回漢こ SP(説明文) 漢字直し×10
小6城ノ内対策
社会:くらす 育てる プリント仕上げ
中1中等教育
英語:助動詞 p48~52
社会:織田信長 歴key~p55 次→国語
数学:比例・反比例の応用 ~p134 次⇒幾何CT
中1附属
数学:図形の位置関係 p38~41 次→数学
英語:代名詞 プリント2枚
社会:織田信長 歴key~p55 次→国語
中1公立
社会:織田信長 歴key~p55 次→国語
数学:立体と平面(2) p134~135
英語:canの用法 p152,153
上記の問題の中には、
①少数者の人権、つまりどうしても事情があっておにぎりを食べられないような生徒に対する配慮(少数者=LGBTへの配慮)
②高齢者に対する意識(これからの超高齢社会に向けて)
③患者に言いにくい告知をする技術を、医師に必要な能力・資質(ガンの告知など)