基本的な学習のススメ方・算数/数学編(10月10日・火曜日)

全国の小中学生に、「苦手な教科は何ですか?」というアンケートを取ると、毎年のように算数・数学が一位となるようです。

教師目線で子どもたちの勉強の様子を見ていると、たしかに算数・数学に苦労している子が圧倒的に多いように感じます。

ではどのように勉強すればいいのか?

やるべきことは学力によって千差万別ですが、必ず身につけなければならないことは決まっていますので紹介します。

 

①計算力

算数・数学の基礎中の基礎となるもので、一番初めに取り組まなければならないのが計算演習です。

小中学校で習うレベルの基本問題を、速く、なおかつ正確にできるように何度も練習してください。

しかし残念ながら計算力はすぐに身につくものではなく、長い時間をかけて徐々に力がついてきます。

すらすらできるようになるまで、毎日繰り返し続けるようにしてください。

 

②基本問題編

教科書などで基本的な解き方を身につけたら、その知識を使って問題を解いていきます。

できるだけたくさんの問題に触れ、「この問題似たようなのをやったことある!」と思えればOKです。

何度も繰り返すうちに、問題を見た瞬間に解法が頭に浮かぶようになります。

こうなれば応用問題に進みましょう。

逆に、これができないうちは応用問題には進まずに、基本問題を繰り返してください。

 

③応用問題編

基本が身についたら、いよいよ応用問題や入試問題レベルにチャレンジです。

ここで大切なのは思考力です。

分からない問題や間違えた問題は、解説をしっかりと読み込んで、「なぜその式を使うのか?」「なぜそう考えるのか?」をしっかりと意識しましょう。

基本問題のように、問題数にはあまりこだわらなくて構いません。

一問一問ゆっくりと時間をかけて、真摯に向き合ってください。

 

④図表やグラフを自力で書く

最も大切であり、なおかつ算数・数学が苦手な子が最も嫌うのが、この「図表やグラフを書いて考える」というものです。

たしかに面倒ではありますが、これができないと応用問題は厳しいです。

難しい問題の図表やグラフを、いきなり書けるようにはなりません。

たとえ面倒でも、簡単な基本問題の図表から練習するようにしましょう。

 

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